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Japanische Klassiker mit Furigana

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ウニデスちょうりゅうのかなた

橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇

橘 外男

Lesen Sie 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇 (ウニデスちょうりゅうのかなた) von 橘 外男 (たちばなそとお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 247.361 Zeichen · 483 Bildschirme

Aozora Bunko

が、日本でも外国でも、記者諸君というものは相当に人を食った質問をするものとみえて、散々碩学二人に喋らせ放題喋らせといた挙句の果てに、ヌケヌケと飛んでもねェことを言い出してきた男がある。事のついでにもう一刷毛この男と碩学との問答を写しておいて私もこの長物語の筆を結ぶことにしようと考える。

「先生、お話はよう腑に落ちましたがにィ」とこの先生クソ落ち付いた声を出した。「……どうも何でしょうかにィ? ほんとうの話でしょうかにィ? ……これは?」と野郎物を聞くのに事を欠いて、どうもハヤ大変な質問をおっ始めてきた。

「ほんとうの話かとは?」心外千万なことを聞くと言わんばっかりの面持をして、ケネディ老博士が質問の矢面に立たれた。「ほんとうの話かとはどういう意味ですか?」

「……私共考えますにィ。どこかの世界に莫迦者でもいてですにィ。世間騒がせに、こんなことをしたのではないかとにィ……どうも何だか……世界にそんな途轍もない渦巻や大陸があるなんてことは、いくら先生がそう仰有っても信じられんのですがにィ」

この男、まるで基督が復活してきた時に磔柱になった後の疵口へ手を突っ込ませてみせてくれなくちゃ、人違いだか何だかわかんねえと言い張った十二使徒の中のタマスみたいに、懐疑派の御大ではある。