Japanische Klassiker mit Furigana
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ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
Lesen Sie 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇 (ウニデスちょうりゅうのかなた) von 橘 外男 (たちばなそとお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 247.361 Zeichen · 483 Bildschirme
と先生はまた沈吟した。
「そうだね、見ようによっては、狂人じみたことと言えるかも知れんね。ともかく、君たち、こうしてみたらどうかね」と、知恵を付けてくれた。
「誰に見てもらっても、普通の史学の学者では歯が立たんよ。それよりも今ブエノスアイレスの大学に英国からケネディ博士という羅馬古代史の学者が来ているからね。この博士ならば、ハッキリしたことも決めてくれるだろう。一度博士に来てみてもらったらどうかね?」
「あんたさんに読めんと言わっしゃるならそうするほかがないが」
と村長もいささか中腹であった。
「が、何もブエノから、わざわざ外国人の先生を呼ぶにも当らんでしょうが。独逸語で書いてあるもんなら、独逸語の先生に読んでもらえばスグ分るでしょうが! バヒア・ブランカにだって独逸語の学校がねいわけじゃあるめいし」
「君たち話にならんね。語学ができるできぬの問題じゃないね、これは。決定が付けられるか付けられぬかの問題だよ。普通の史学の教授なら儂と五十歩百歩だね。これに断定の下せる人は、学者多しと言えどもまずケネディ博士くらいなものだろう。その他の学者なら、招ぶだけ時間と費用の損だね。