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Japanische Klassiker mit Furigana

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ウニデスちょうりゅうのかなた

橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇

橘 外男

Lesen Sie 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇 (ウニデスちょうりゅうのかなた) von 橘 外男 (たちばなそとお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 247.361 Zeichen · 483 Bildschirme

Aozora Bunko

実に些細なもんじゃ! わずかに三百八十円だ。敷金は六カ月、その親日富豪の没後は三池信託の手で管理されているが、信託の方では家の賃貸契約書が全部日本文で作製されているから誰か相当な日本人を一人形式上保証人として連れて来てくれないかと言っているが、御面倒でも一つ保証人になってもらえないだろうかという頼みであった。もちろん太子の方との関係は私個人的のことであったし、またヴァローダ商会に対する取引上の関係からしても店がそういう労を執るというところへまではまだいっていなかったから、私は自分個人で保証人になることに決めてカ氏をして親舟に乗ったような気持で帰らせたのであったが、久しぶりで重荷を下ろしたようにハシャイでいるカ氏の様子を見ると私も他人事ならず吻とした。

もっとも個人的としてであろうが店の名を騙ってであろうが、どっちへ転んだって大体大した野郎でもない私のような人間が、事もあろうに月々三百八十円ずつの保証人になろうというのは大した了簡で、世間でそれほどまでに買ってくれるかどうかは考えてみてもわかりそうなものであったが、そこがわからなかったというのがソノ少しく私の眼の眩んでいたところで、ジャヴェリなぞにホラを吹いている間に自分でもホラがいくらかはほんとみたいな気がしてきて、大分文藝春秋へも書いたから世間でも少し