Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

てりはきょうげん

照葉狂言

泉 鏡花

Lesen Sie 照葉狂言 (てりはきょうげん) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 49.730 Zeichen · 100 Bildschirme

Aozora Bunko

」

「馬鹿だねえ、嘘だよ。」

「それでは何でございます、どうしてそんなにおなり遊ばしたの。」

「何でもないのさ、知らないッて言うのに。」

「いえ、御存じないでは済みません。あなた私たちにお隠し遊ばしては水臭いじゃアありませんか。是非どうぞ、どなたでございますか聞かして下さいましな。」

「若お師匠様、どうぞ私にも。」

「私にも。」

「うるさいね、いまちょいと出懸けるんだから。」

「いえ、お身持で夜あるきを遊ばすのはお毒でございます。それはお出し申されません。ねえ?」

「お身体に障りましては大変ですとも。どうして、どうして、お出し申すことではございませんよ。」

「うるさいよ。詰らない。」

「じゃあお見せ遊ばせ、ちょいとそのお腹ン処を、お見せ遊ばせ。」

「そうはゆかない、ほほほほほ。」

「擽りますよ!」

「そうはゆかない、あれ!」

と言うより身震せしが、俯伏にゆらめく挿頭、真白き頸、手と手の間を抜けつ、潜りつ、前髪ばらりとこぼれたるが仰けざまに倒れかかれる、裳蹴返し踵を空に、下着の紅宙を飛びて、技利のことなれば、二間ばかり隔りたる舞台にひらりと飛び上りつ。すらりと立って向直り、胸少し掻あけて、緋鹿子の座蒲団の片端見せて指さしたり。