Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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はんにゃしんぎょうこうぎ

般若心経講義

高神 覚昇

Lesen Sie 般若心経講義 (はんにゃしんぎょうこうぎ) von 高神 覚昇 (たかがみかくしょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 106.121 Zeichen · 213 Bildschirme

Aozora Bunko

子をもって知る世界

勇敢なる雀

根本は一つだといわねばなりません。

子をもって知る世界 「世を救う三世の仏の心にもにたるは親のこころなりけり」とて、古人は仏の心を、親の心にくらべて説いております。まことに「子をもって知る親の恩」で、子供の親になってみると、しみじみ親の心が理解されます。だが、子に対する親の限りない愛情は、独り人間にのみ局っていないのです。あのツルゲネーフの書いた「勇敢なる小雀」という短篇があります。そのなかにこんな涙ぐましい話が書いてあります。

勇敢なる雀 ツルゲネーフが、猟からの帰り途を歩いていると、突然、つれていた猟犬が、何を見つけたか、一目散に駈け出して、森の中へ入って行きました。まるで犬は獲物を嗅ぎつけた時のように、蹲まりながら足を留めて、いかにも要慎深く、忍んで進みました。ツルゲネーフは、不思議に思って、急いで近寄ってみると、道の上には、まだ嘴の黄色い、かわいい雀の子が、バタバタと小さい羽根を、羽ばたいているのです。おそらく、枝から風にゆられて、落ちてきたのでしょう。これを見つけた犬は、今にもその子雀を喞えようとします。すると、にわかにどこからともなく親雀が飛んで来て、まるで小石でも投げるように、犬の口先きへ落ちてきたのです。