Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

めいしんとしゅうきょう

迷信と宗教

井上 円了

Lesen Sie 迷信と宗教 (めいしんとしゅうきょう) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 151.147 Zeichen · 298 Bildschirme

Aozora Bunko

これは迷信である。しかし、真怪は真の不可思議に名づけたるものにして、その実在を信ずるのは迷信ではない。しかして、宗教にて立つるところの神仏もやはり真怪である。ここにおいて、妖怪と宗教との一致を見る。ゆえに、迷信が向上して真怪を信ずるに至らば、すでに迷信を脱して正信となるわけである。

今一つ注意までに申しておきたきは、神仏に対する祈祷の一事である。ある教育家が余にたずぬるに、「祈祷は迷信であるかないか、もし、これを迷信とすれば、先帝御危篤の際、国民が神仏に対して御快復を祈り奉ったのも、迷信ではないか」という疑問であった。余、これに答えて、「祈祷必ずしも迷信なるにあらず。己の私情をもって自利を祈るがごときは、非倫理なれば迷信である。しかるに、先帝の御快復を祈り奉るがごときは、毫も利己私心あるにあらず、公明正大の至誠をもって天地の至誠に訴えたのである。換言すれば、わが良心の熱誠があふれて世界の大精神に奏達したのである。ゆえに、これは至誠の向上である。たとい神仏は物質界の規則を支配し、運命を転換することあたわずとするも、至誠の感発するところ、必ずこの点まで向上せなければならぬ。