Japanische Klassiker mit Furigana
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
Lesen Sie 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.404 Zeichen · 307 Bildschirme
これだけのことを、しらべるのにも、ぼくはずいぶん苦労をしたものだよ。」
明智はそこで、ちょっと、ことばをきって、じっと怪老人を見つめました。小林少年は、懐中電灯で老人の顔をてらし、右手のピストルは、老人の胸にねらいをさだめています。また、明智もポケットの中で、老人からうばったピストルをにぎって、その筒口を、老人のほうにむけているのです。いくら悪人でも、これでは、てむかうことも、逃げだすことも、できるはずがありません。動けば、命がないのです。
明智はまた、しゃべりはじめました。
「犬をつかったのは、その二どだけで、あとは、きみが豹の皮をかぶって、いろいろな曲芸をえんじたのだ。はじめに犬をだして、たしかに動物だと、おもいこませておけば、あとは人間が、豹の皮をかぶっていても、見やぶられる心配はすくない。それに、きみがあらわれたのは、夜ばかりだったし、人の目の前を、長く走るようなことはしなかった。そういうばあいには犬のほうを、つかうのだ。
きみは黄金豹に化けたばかりではない。いろいろな人間に化けている。ネコじいさんもそうだし、いま化けている老人もそうだ。それから、園田家の庭ばんの助造じいさんに化けて、思うままのことをやった。