Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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いーはとーぼのうがっこうのはる

イーハトーボ農学校の春

宮沢 賢治

Lesen Sie イーハトーボ農学校の春 (いーはとーぼのうがっこうのはる) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 57.726 Zeichen · 120 Bildschirme

Aozora Bunko

」どうせきまってる。

〔凝灰岩。流紋凝灰岩だ。凝灰岩の温泉の為に硅化を受けたのだ。〕

光が網になってゆらゆらする。みんなの足並。小松の密林。

「釜淵だら俺ぁ前になんぼがえりも見だ。それでも今日も来た。」

うしろで云っている。あの顔の赤い、そしていつでも少し眼が血走ってどうかすると泣いているように見える、あの生徒だ。五内川でもないし、何と云ったかな。

けれどもその語はよく分っているぞ。よくわかっているとも。

巨礫がごろごろしている。一つ欠いて見せるかな。うまくいった。パチンといった。〔これは安山岩です。上流の方から流れてきたのです。〕

すっと歩き出せ。関さんだ。「この石は安山岩であります。上流から流れてきたのです。」まねをしている。堀田だな。堀田は赤い毛糸のジャケツを着ているんだ。物を言う口付きが覚束なくて眼はどこを見ているかはっきりしないで黒くてうるんでいる。今はそれがうしろの横でちらっと光る。

そこの松林の中から黒い畑が一枚出てきます。

(ああ畑も入ります入ります。遊園地には畑もちゃんと入ります)なんて誰だったかな、云っていた、あてにならない。こんな畑を云うんだろう。