Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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スウィスにっき

スウィス日記

辻村 伊助

Lesen Sie スウィス日記 (スウィスにっき) von 辻村 伊助 (つじむらいすけ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 216.275 Zeichen · 410 Bildschirme

Aozora Bunko

を先きにして、足ならしの上で、大ものにとっ付こうかとも考えはじめた、がそれは近藤君と相談の上にしよう。

昼寝をしたせいばかりではない、山登りが近づくと、いつもの癖だが、居ても立ってもいられなくなって、夜は落ち落ち寝つかれない、いろんな夢を見て、びっくりして飛び起きるのは毎晩のことだ。今夜も会堂の刻の鐘が、一つ打ち、二つ打ってもまだなかなか眼がさえている、と思ったが、いつの間にかとろとろとしたと見える。

睡られないと云っても、朝は七時頃まで床に入っていたから、顔を洗うと、眠けはさっぱりとどこかへ行って、気持は今日の天気みたいにはっきりして来る。カフェー・コムプレで朝飯が済むと、ひっちらかした荷物を一と通りかたづけて、停車場前のプナッツから電車に乗って、博覧会の見物に行く。

街はずれだから、場内は思い切って広くとってあるが、陳列場は大したものではない、然しそれに就いて断言は決してしない、何しろ高山植物の陳列と、山岳会館と、狩猟に関する陳列場だけ見て帰っちゃったんだから、余り文句を云う資格はない。山岳会の出品に、木造の小屋があったが、形もよし、東屋がわりに庭先きに一つ欲しいと思った。