Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
スウィスにっき
スウィス日記
辻村 伊助
Lesen Sie スウィス日記 (スウィスにっき) von 辻村 伊助 (つじむらいすけ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 216.275 Zeichen · 410 Bildschirme
朝食をすませると、すぐその足で、村の真中にある停車場から、ケーブルカーでアルメントゥーベルの頂上まで来た。そうして七尺を超えた雪の上に立った。これをとりまく山々は、――私は形容する言葉を知らない、――諸君の想像にまかせるとしよう、ただその景色を想う時、東面の山は日の蔭に暗く、南の山脈は、斜めに朝日をうけた無数の氷河に飾られて、西を取りかこむシルトホルンの連峰は、まともに強い光を浴びて、眼もあけぬくらいであったことをそえて置こう。そうして時のたつにつれて、ユンクフラウの右、グレッチェルホルン Gletscherhorn, 3982m. につづくエーベネフルーの、カミソリのような氷のアレトに、朝の日が登りはじめたとつけ加えて置こう。
私は、かちかちに凍りついた雪の上に、腰を下ろして茫然としていた。この時、地の底が崩れ落ちたようなすさまじい雪崩が、アルメントの斜面に起った、なだれ落ちる雪は、瀑のようなしぶきをあげて風もない山の急斜に渦まいている。こう云う晴れた日には、一時間に三、四回のアヴァランシュは必ずある、そしてそれは、まともに日を浴びたチンゲルグラートと、ブュットラッセン B※(ダイエレシス付きU小文字)ttlassen, 3197m. の方面、及び低い雪田につづいて、西から北へ此の山を取りかこむ、ビルク