Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
「思はずは」は、「思はずして」ぐらいの意にとればよく、従来は、「思はむよりは寧ろ」と宣長流に解したが、つまりはそこに落着くにしても、「は」を詠歎の助詞として取扱うようになった(橋本博士)。
一首の意は、甲斐ない事をくよくよ思うことをせずに、一坏の濁酒を飲むべきだ、というのである。つまらぬ事にくよくよせずに、一坏の濁醪でも飲め、というのが今の言葉なら、旅人のこの一首はその頃の談話言葉と看做してよかろう。即ち、そういう対人間的、会話的親しみが出ているのでこの歌が活躍している。独り歌った如くであって相手を予想する親しみがある。その直接性があるために、私等は十三首の第一にこの歌を置くが、旅人の作った最初の歌がやはりこれでなかっただろうか。
酒の名を聖と負せし古の大き聖の言のよろしさ (巻三・三三九)
古の七の賢しき人等も欲りせしものは酒にしあるらし (同・三四〇)
賢しみと物言ふよりは酒飲みて酔哭するし益りたるらし (同・三四一)
言はむすべせむすべ知らに(知らず)極まりて貴きものは酒にしあるらし (同・三四二)
なかなかに人とあらずは酒壺に成りてしかも酒に染みなむ (同・三四三)