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Japanische Klassiker mit Furigana

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まんようしゅうか

万葉秀歌

斎藤 茂吉

Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme

Aozora Bunko

(巻十五・三五七八)、「大船に妹乗るものにあらませば羽ぐくみもちて行かましものを」(同・三五七九)があり、新羅に行く使者等の歌だから同じような心持があらわれている。なお、「天飛ぶや雁のつばさの覆羽の何処漏りてか霜の零りけむ」(巻十・二二三八)の例がある。

母親がひとり子の遠い旅を思う心情は一とおりでないのだが、天の群鶴にその保護を頼むというのは、今ならば文学的の技巧を直ぐ聯想するし、実際また詩的に表現しているのである。けれども当時の人々は吾々の今感ずるよりも、もっと自然に直接にこういうことを感じていたものに相違ない。それは万葉の他の歌を見ても分かるし、物に寄する歌でも、序詞のある歌でも、吾等の考えるよりももっと直接に感じつつああいう技法を取ったものに相違ない。そこで此歌でも、毫もこだわりのない純粋な響を伝えているのである。もの云いに狐疑が無く不安が無く、子をおもうための願望を、ただその儘に云いあらわし得たのである。併し、歌調は天平に入ってからの他の歌とも共通し、概して分かりよくなっている。

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潮気たつ荒磯にはあれど行く水の過ぎにし妹が形見とぞ来し 〔巻九・一七九七〕 柿本人麿歌集