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Japanische Klassiker mit Furigana

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まんようしゅうか

万葉秀歌

斎藤 茂吉

Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme

Aozora Bunko

というのが好いので選んだ。男が女の許すのを待つ、気長に待つ気持の歌で、こういう心情もまた女に対する恋の一表現である。この巻の、「梓弓引きてゆるさずあらませばかかる恋にはあはざらましを」(巻十一・二五〇五)は、女の歌で、やはり身を寄せたことを「許す」と云っている。なお、巻十二(三一八二)に、「白妙の袖の別は惜しけども思ひ乱れて赦しつるかも」というのがある。この、「赦す」は稍趣が違うが、つまりは同じことに帰着するのである。

○

神南備の浅小竹原のうるはしみ妾が思ふ君が声の著けく 〔巻十一・二七七四〕 作者不詳

一首の、「神南備の浅小竹原のうるはしみ」は下の「うるはしみ」に続いて序詞となった。併し現今も飛鳥の雷岳あたり、飛鳥川沿岸に小竹林があるが、そのころも小竹林は繁って立派であったに相違ない。当時の人(この歌の作者は女性の趣)はそれを観察していて、「うるはし」に続けたのは、詩的力量として観察しても驚くべく鋭敏で、特に「浅小竹原」と云ったのもこまかい観察である。もっとも、この語は古事記にも、「阿佐士怒波良」とある。併しそれよりも感心するのは、一首の中味である、「妾が思ふ君が声の著けく」