Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
民謡だから自分等のうたう歌に地名を入れるので、他にも例が多く、必ずしも※(「覊」の「馬」に代えて「奇」、第4水準2-88-38)旅にあって詠んだとせずともいいであろう。「アラノ」(安良能)といって「アラヌ」(安良努)と云わなかったのは、この歌ではアラノと発音していたことが分かる。一種の地方訛であっただろう。この歌の調子はほかの東歌と似ていないが、こういう歌をも信濃でうたっていたと解釈すべきで、共に日本語だから共通していて毫もかまわぬのである。賀茂真淵が、この歌を模倣して、「信濃なる菅の荒野を飛ぶ鷲の翼もたわに吹く嵐かな」と詠んだが、未だ万葉調になり得なかった。「吹く嵐かな」などという弱い結句は万葉には絶対に無い。
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天の原富士の柴山木の暗の時移りなば逢はずかもあらむ 〔巻十四・三三五五〕 東歌
これは駿河国歌で相聞として分類している。「天のはら富士の柴山木の暗の」までは「暮」(夕ぐれ)に続く序詞で、空に聳えている富士山の森林のうす暗い写生から来ているのである。一首の意は夕方に逢おうと約束したから、こうして待っているがなかなか来ず、この儘時が移って行ったら逢うことが出来ないのではないか知らん、というので、この内容なら普通であるが、そのあたりで歌った民謡で、富士の森林を入れてあるし、ウツリ