Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
おもしろき野をばな焼きそ古草に新草まじり生ひは生ふるがに 〔巻十四・三四五二〕 東歌
こころよいこの春の野を焼くな。去年の冬枯れた古草にまじって、新しい春の草が生えて来るから、というので、「生ふるがに」は、生うべきものだからというぐらいの意である。「おもしろし」も今の語感よりも、もっと感に入る語感で、万葉で※怜の字を当てているのを以ても分かる。こころよい、なつかしい、身に沁みる等と翻していい場合が多い。※怜を「あはれ」とも訓むから、その情調が入っているのである。この歌の字面はそれだけだが、この歌は民謡で、野の草を哀憐する気持の歌だから、引いて人事の心持、古妻というような心持にも聯想が向くのであるが、現在の私等はあっさりと鑑賞して却って有益な歌なのかも知れない。
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稲舂けば皹る我が手を今宵もか殿の稚子が取りて嘆かむ 〔巻十四・三四五九〕 東歌
「皹る」は、皹のきれることで、アカガリ、アカギレともいう。「殿の稚子」は、地方の国守とか郡守とか豪族とかいう家柄の若君をいうので、歌う者はそれよりも身分の賤しい農婦として使われている者か、或は村里の娘たちという種類の趣である。