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Japanische Klassiker mit Furigana

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まんようしゅうか

万葉秀歌

斎藤 茂吉

Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme

Aozora Bunko

十市皇女は大友皇子(弘文天皇)御妃として葛野王を生んだが、壬申乱後大和に帰って居られた。皇女は天武天皇七年夏四月天皇伊勢斎宮に行幸せられんとした最中に卒然として薨ぜられたから、この歌はそれより前で、恐らく、四年春二月参宮の時でもあろうか。さびしい境遇に居られた皇女だから、老女が作ったこの祝福の歌もさびしい心を背景としたものとおもわねばならぬ。

○

うつせみの命を惜しみ波に濡れ伊良虞の島の玉藻苅り食す 〔巻一・二四〕 麻続王

麻続王が伊勢の伊良虞に流された時、時の人が、「うちそを麻続の王海人なれや伊良虞が島の玉藻刈ります」(巻一・二三)といって悲しんだ。「海人なれや」は疑問で、「海人だからであろうか」という意になる。この歌はそれに感傷して和えられた歌である。自分は命を愛惜してこのように海浪に濡れつつ伊良虞島の玉藻を苅って食べている、というのである。流人でも高貴の方だから実際海人のような業をせられなくとも、前の歌に「玉藻苅ります」といったから、「玉藻苅り食す」と云われたのである。なお結句を古義ではタマモカリハムと訓み、新考(井上)もそれに従った。