Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
の句が心を牽く。当時の旅の実際からこの句が来たからであろう。山部赤人の歌に、「印南野の浅茅おしなべさ宿る夜の日長くあれば家し偲ばゆ」(巻六・九四〇)というのがあるが、此歌と関係あるとすると、黒人の此一首も軽々に看過出来ないこととなる。結句は原文「於毛倍遊」でオモハユとも訓んでいる。そうすれば、「おもはる」と同じで、「はろばろに於忘方由流可母」(巻五・八六六)、「かぢ取る間なく京師し於母倍由」(巻十七・四〇二七)等の例もあるが、四〇二七の「倍」は「保」とも書かれて居り、また「おもほゆ」の用例の方が大部分を占めている。
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珠洲の海に朝びらきして漕ぎ来れば長浜の浦に月照りにけり 〔巻十七・四〇二九〕 大伴家持
大伴家持作。「珠洲郡より発船して治布に還りし時、長浜湾に泊てて、月光を仰ぎ見て作れる歌一首」という題詞と、「右件の歌詞は、春の出挙に依りて諸郡を巡行す。当時属目する所之を作る」という左注との附いている歌である。治布は治府即ち国府か(全釈)。左注の「出挙」は春、官の稲を貸すこと。「朝びらき」は、朝に船が港を出ることで、「世の中を何に譬へむ朝びらき榜ぎ去にし船の跡なきごとし」