Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
が既にそうなっていたとも看ることが出来る。「うらがなし」を第三句に置き休止せしめたのも不思議にいい。
「朝顔は朝露おひて咲くといへど夕影にこそ咲きまさりけれ」(巻十・二一〇四)、「夕影に来鳴くひぐらし幾許も日毎に聞けど飽かぬ声かも」(同・二一五七)などの例がある。なお、「醜霍公鳥、暁のうらがなしきに」(巻八・一五〇七)は同じく家持の作だから同じ傾向のものと看るべく、「春の日のうらがなしきにおくれゐて君に恋ひつつ顕しけめやも」(巻十五・三七五二)は狭野茅上娘子の歌だから、やはり同じ傾向の範囲と看ることが出来、「うらがなし春の過ぐれば、霍公鳥いや敷き鳴きぬ」(巻十九・四一七七)もまた家持の作である。
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わが宿のいささ群竹吹く風の音のかそけきこの夕かも 〔巻十九・四二九一〕 大伴家持
同じく第二首である。「いささ群竹」はいささかな竹林で、庭の一隅にこもって竹林があった趣である。一首は、私の家の小竹林に、夕がたの風が吹いて、幽かな音をたてている。あわれなこの夕がたよ、というので、これも後世なら、「あわれ」とでもいうところで、一種の寂しい悲しい気持である。