Japanische Klassiker mit Furigana
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
Lesen Sie 世界怪奇実話 (せかいかいきじつわ「じょぶん」) von 牧 逸馬 (まきいつま) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 251.305 Zeichen · 498 Bildschirme
其の度びにみんな大笑いしたとあるから、愛嬌のある老爺だったに相違ない。休憩時間に、ポケットから巨大な麺※と乾酪を取り出して噛じっているところが写真になって、巴里の新聞に出たりした。
父は匈牙利人、マルテンは伊太利のパデュアで生れている。この父親が墺太利の反逆者で、パデュアで発見されて牛裂きの刑に処されているから、マルテン・ドュモラル、謂わば歴とした志士の遺児なのである。
証人が七十四人、証拠品――手巾七十七枚、靴下五十七足、首巻二十七枚、帽子三十八個、コルセット十一、長衣九着、他雑品無数。
証人の一人、ルイ・コウシェと言うドュモラルの隣家の老人が、面白い事を言っている。ドュモラルは、何時も夜更けて帰宅って来ると戸口で大声に、Hardi! Hardi! と叫んで、この合言葉を聞くと、屋内のドュモラル婦人がドアを開けるのが常だったというのだ。そうかと思うと、マリイ・ビュッソオの検屍をしたモンヴェノオ博士は、ビュッソオが手に握っていたのは地面の土で、それに上下の歯を固く噛み合わせていたから、生埋めにされたのだと断定して、法廷に新しい恐怖のセンセイションを巻き起した。