Japanische Klassiker mit Furigana
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ぶっきょうじんせいとくほん
仏教人生読本
岡本 かの子
Lesen Sie 仏教人生読本 (ぶっきょうじんせいとくほん) von 岡本 かの子 (おかもとかのこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 124.886 Zeichen · 246 Bildschirme
ただ、信ずる一念が明るみを心に染み亘らせます。
この頃、ハイキングが流行ります。なるべく質素、素朴に足で歩く旅です。欧州ではクラブが出来ていて、クラブ会員同志は、家庭へ迎え合い、泊めたりし合います。
私たちは誰でも、光明のハイキング倶楽部の会員であります。会員資格のマークは仏名であります。このマークを帯びていれば、天地到るところが好意を持って泊めてくれる宿であります。到るところの生活が、光り輝く山河であります。たとえこちらの眼が曇っていて、直ぐにはその好風景は味わえなくとも。
歌人西行も、この倶楽部の会員でありました。そしてその好風景をうたった歌に、
道のべの清水流るる柳かげ
しばしとてこそたちとまりつれ
同じく会員で、あまりにこの光明の殊妙なのに歓喜禁めあえず、躍り上り躍り上り仏名を唱えつつ当時の日本国内六十万人を目標に「光明」の文字を書いた賦算を配って歩いた時宗の開祖一遍上人(延応元年に生れ正応二年に歿す)があります。上人の歌に、
とも跳ねよかくても踊れこころ駒
弥陀のみのりときくぞうれしき
いかに遮られぬ光に悦び充ち足りたか覗うことが出来ます。