Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

「あっ、枝道だ。どっちへいったらいいだろう。」

「ほんとだ。このあなは長いんだなあ。左のほうが、すこしひろいよ。」

「うん、そうだね。じゃあ左のほうへいくことにしよう。」

ふたりは左のあなへすすんでいきましたが、十メートルもいくと、また枝道がありました。

「わあ、また枝道だ。やっぱり左にしよう。右へいったり、左へいったりすると、あともどりになるかもしれないからね。左ときめたら、左ばかりにしよう。」

そういって、ふたりは左へまがりました。それから、すこしいくと、また、枝道にぶつかりましたが、やっぱり、そこでも、左のほうの道をえらびました。

そして、しばらく歩いているうちに、あたりのようすが、ちがってきました。空気がじめじめして、息がつまるようなかんじです。小林君はへんだなと思って、懐中電灯をつけてみました。

「あっ、いきどまりだっ。」

ポケット小僧が、さけびました。あなのむこうに、土の壁がたちふさがっているのです。

とうとう、いきどまりへ、来てしまいました。ふたりは、もう、いよいよ、たすからないのでしょうか。そのとき、どこからか、

「ウーン、ウーン……。」

という、うなり声が聞こえてきました。