Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
ふたりは、おどろいて、キョロキョロと、そのへんを見まわしました。
「あっ、あれだ。ゴリラだよ。あいつ、はんぶん、土にうずまって、くるしんでいるんだよ。」
みると、いきどまりの土の下から、ゴリラの首と背中が見えています。上から土がおちてきて下じきになったらしいのです。
「あっ、わかったっ。」
小林君が、びっくりするような声で、さけびました。
「ポケット君、わかったよ。これは、さっき、ぼくらが落盤にであった場所の、はんたいがわなんだ。ゴリラは、ぼくらをおいかけて、ここまで来ていたんだよ。そこへ、落盤がおこったものだから、下じきになってしまったんだ。あいつけがしていたので、逃げることができなかったんだよ。」
「だが、へんだね。どうして、おれたち、はんたいがわへ出られたんだろう。」
「枝道が三つもあったし、道がぐっと、まがっているので、いつのまにか、もとのところへ、もどってきたんだよ。」
「じゃあ、小林さん、おれたち、さっきの枝道を、左へまがらないで、右へまがれば、あなの外へ出られたんだね。」
ポケット小僧が、それに気づいて、うれしそうにいいました。
「そうだっ。きみのいうとおりだ。