Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

ロボットは、そのまま、グングン空へのぼっていくではありませんか。

こいつもやっぱり、どこかの星からやってきた宇宙人なのでしょうか。地球の人間とはちがって自由自在に、空がとべるのでしょうか。

ヘリコプターのように、プロペラがついているのかと思いましたが、そんなものはついていないのです。ただ自分の力だけで、フワフワと空中へのぼっていくのです。

また、人びとの口から、ワーッという声がひびきました。

おお、ごらんなさい。怪ロボットは、空中で、クルッと、ひっくりかえって、頭が下に、足が上になりました。そして、そのさかさまの形で、どこまでも、空たかくのぼっていくのです。

だんだん、小さくなっていきます。子どもぐらいの大きさになり、赤ちゃんぐらいの大きさになり、おもちゃの人形ぐらいの大きさになり、そして、とうとう、雲の中へかくれて、見えなくなってしまいました。

「おやっ、これはなんだろう。」

ひとりの警官が、ロボットの靴のそばにおちていた一枚の紙きれを拾いあげました。

その紙きれには、

月世界旅行をしましょう

と、活字で印刷してあったのです。火星人がのこしていった紙きれと同じです。