Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

これは化学者遠藤博士の研究所と住宅をかねた建物でした。

遠藤博士は、もと大学教授をやっていたこともありますが、もう十年もまえ、まだ若いころに教授をやめて、財産のあるにまかせて、なにか大きな研究にとりかかり、それをずっとつづけているのです。

博士の家には、おくさんの美代子さんと、治郎君と、やすえちゃんというふたりの子どもがありました。治郎君は中学一年生、やすえちゃんは小学校三年生です。

家族のほかに、研究助手の木村青年とお手伝いさんがひとりいるきりでした。

博士がなにを研究しているかは、家族のだれも知りません。助手の木村青年さえ、はっきりしたことはわからないのです。

遠藤さんの家には、広い研究室があって、その中には、いろいろな化学実験の道具や薬品が、いっぱいならんでいるのですが、この実験室はがんじょうな鉄筋コンクリート造りで、一つしかない入口には、がんじょうなドアがついており、窓にはぜんぶ鉄格子がはめてあるうえ、そとに鉄のとびらがついていて、まるで巨大な金庫のような部屋でした。

博士は一日じゅうその研究室にとじこもって、なにかの研究にかかりきっています。