Japanische Klassiker mit Furigana
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かめんのきょうふおう
仮面の恐怖王/電人M
江戸川 乱歩
Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme
それが、ずうっと向こうまで、つづいています。なんという広さでしょう。こんな広い部屋って、あるものでしょうか。
その青い色も、パッと消えて、また、もとの暗闇です。
こんどは、なかなか、明るくなりません。闇が、何百メートルも向こうまで、つづいているような、恐ろしい暗さです。
十分ほど、じっと、闇の中に、横になっていました。逃げ出そうにも、逃げ道がわからないのです。
すると、闇の中に、ポツンと二つの青いものが、あらわれました。目のようです。動物の目でしょうか。
その近くの闇の中に、また、二つの青い光が、あらわれました。
おやっと、思う間に、その青いものの数が、どんどんふえていきます。やがて、数えきれないほど、たくさんになりました。何百ぴきというホタルが、木の葉の上をはいまわっているようです。その青い光は、みんなノロノロと動いているのです。
そのうちの、いくつかが、だんだん、こちらへ、近づいてきました。えたいのしれない動物が、えものをめがけて、しのびよってくる感じです。
治郎君は、恐ろしくなって、逃げようとしました。そして、両手をついて、起き上がったとき、へんなものが手にさわりました。