Japanische Klassiker mit Furigana
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はいくのつくりよう
俳句の作りよう
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句の作りよう (はいくのつくりよう) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 45.854 Zeichen · 91 Bildschirme
も連想される。
かくのごとき感じというものは前にいったようなふうに、学者であろうが乞食であろうが、女であろうが子供であろうが、仮にも人間と生まれた以上は、その感じの深浅疎密はあるけれども、とにかくそこに一種の共通な感じというものが起こるからして、単に十七字でその中の初め五字が「蝶飛ぶや」というのであって、あと十二字に簡単な景色もしくは人事が叙してあるにしても、その初め五字の「蝶飛ぶや」という景物があるために因って起る連想というものは深くなる。わずか十七字の俳句がその簡単な文字で力強く人の頭脳を刺激しようというのには、この景物を詠みこむという必要が非常に重大な事件として約束されているというわけになっている。
それから、次に俳句で必要なことは切字ということである。これは昔から宗匠などがやかましく言って、それについてはずいぶんくだらない理屈や何かもたくさん行われているが、しかしやはり切字というものを詠みこむ必要は自然に存在している。それは人にものを話す時分に何々でありますとか、何やらであるとか、必ずある談話のおしまいには句切をつける。また絵を描くにしても中心を密にして周囲にあるほど疎筆を用いて、そうしてその周囲には輪郭をつけて、その絵というものと他の境界との区別をつける。