Japanische Klassiker mit Furigana
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はいくのつくりよう
俳句の作りよう
高浜 虚子
Lesen Sie 俳句の作りよう (はいくのつくりよう) von 高浜 虚子 (たかはまきょし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 45.854 Zeichen · 91 Bildschirme
二
それでその連想を人に与えるのには、ぜひとも各人たやすく連想の起こり得るようなものを詠ずる必要がある。
二
そこで誰にでもたやすく連想の起こり得るものは何かといえば、四季の感じ、春夏秋冬――四季の感じというものはこれほど人に普通なものはないのであるから、その必要上からしてぜひ四季の景物を詠みこむようになる。そうすると単に人が道を歩いて行っただけではきわめて無意味な事柄であるけれども、たとえば「春風や」といってその下に人が道を歩きつつあるというような発句があるとすると、春風が駘蕩と吹いている、そういうのどかな春の日に人が歩いているというので、そこで前の単に道を歩くというのにくらべるというと、だいぶ複雑な感情が起こるようになってくる。またこれを「時雨るるや」とか何とかいう初め五字を置いて、その次に人が道を歩きつつあるという場合には、冬の初めの寒い時雨の降るような天気の日に人が表を歩きつつあるというわけになって、そこにまた一種の大なる景物が想像される。また「蝶飛ぶや」という五字があると仮定すると、単に蝶々が草の上を飛んでいるという景色以外に、その蝶というものを中心にして、春の日ののどかの光景、またその時候に人々が楽しく遊んでいるような状態、一歩進めて言えば、そののどかな春の日に対して人の心の中に起こるゆかいなる感じ