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Japanische Klassiker mit Furigana

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めいきょくけっていばん

名曲決定盤

野村 あらえびす

Lesen Sie 名曲決定盤 (めいきょくけっていばん) von 野村 あらえびす (のむらあらえびす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 344.837 Zeichen · 680 Bildschirme

Aozora Bunko

を知った演奏である。こんなそつのない、心憎い演奏を私はかつて聴いたことも想像したこともない。気品があって、弾き崩しがなくて、原曲に忠実で、活き活きとした美しさを醸し出す。私はシュナーベルの演奏を聴くと、王右軍の書とか、ミケランジェロの絵とか、――そういった神品的な芸術品を思い出さずにはいられない。

世の中には技巧家というものがあるが、シュナーベルはその最上の技巧家と肩を並べて恐らくなんの遜色もない技巧の持主であろう。その癖シュナーベルの演奏には、少しの技巧も匂わず、正々堂々として王者の兵をやるような大威容しか感じさせない。

ベートーヴェンの解釈、演奏家として、シュナーベル以上の人は当代あり得ないことは、私が改めて言うまでもあるまい。シュナーベルはモーツァルトもブラームスもシューマンも弾く、しかしシュナーベルの本当の良さは、ベートーヴェンをなんの歪みもなく、なんのこだわりもなく弾いて、その神性を把握する大手腕だ。従来我々が接して来た多くのベートーヴェン弾きというものは、シュナーベルに比べてなんという鬱陶しい存在であったことであろう。『ムーンライト・ソナタ』