Japanische Klassiker mit Furigana
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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
Lesen Sie 名曲決定盤 (めいきょくけっていばん) von 野村 あらえびす (のむらあらえびす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 344.837 Zeichen · 680 Bildschirme
この集の中で第一等の出来であろう。ヒュッシュの「辻音楽師」は巧みであるが、思ったほどでない。三つそれぞれの特色があり、いずれとも言い難い。
『冬の旅』全部を通じてドゥハンのは残念なことにピアノが悪く、伴奏部の美しい歌に特に物足らなさを感じさせる。英国のグラモフォン誌はこの伴奏を褒めていたように記憶するが、お座なりも甚だしいと思う。外国の雑誌にもいろいろ閥も系統も資本関係もあり、その上に相当偏見もあるようだから見る人は注意されたい。
ドゥハンの『冬の旅』についてもう一つ言いたいのは、この人の朗かなバリトンは美しいものであるが、『冬の旅』のような陰惨な歌には適しない場合がある。出来ることなら、情緒的なテナーに歌って貰いたいと思う歌が、一つ二つならずあることは誰でも気が付くだろう。このレコードは日本でほんの一部しかプレスせず、ヒュッシュの全曲を売り出したのは、却って我々の幸せであったかも知れない。
シューベルトの三大歌集のうち、『白鳥の歌』は最後のものであると共に、最も優れたものであり、かつ最も陰惨なものである。そこにはもはや斧鉞の跡もなく、彫琢の痕も止めない。