Japanische Klassiker mit Furigana
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だらくろん(ぞくだらくろん)
堕落論・日本文化私観 他二十二篇
Lesen Sie 堕落論・日本文化私観 他二十二篇 (だらくろん(ぞくだらくろん)) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.198 Zeichen · 171 Bildschirme
七月十七日
本当は素直な人なのだが、ひねくれることを美徳と思っているような、身構えということが立派だと思っているようだ。善良な弱い気質をゆがめて、わざわざ武装しているような気がする。この暑いのに、何かムリヤリ精一杯、ムリヤリ思いつめているようで、痛々しい思いがした。ひどく同情してしまって、すぐ原稿引受けた。
夜九時頃、涼しくなってから、さっそく雑談の原稿を書いた。中戸川とみゑさんのこと。一度書きたいとこの数年考えていたのだが、こんな風にカンタンに書くつもりはなかったので、いずれ「春日」を読んで、ゆっくりと考えていたのだが、手もとに「春日」がなく、むしろない方が都合がいいさ、「春日」など改めて読んで変に物々しく本格的にやると却って書けそうもない面倒な気がして、三時間ぐらいで、あっさり書いてしまった。
七月十七日(晴)
酷熱、又、酷熱。小学館から速達、小説五十枚、とても書けない、ことわる。
道鏡の年表をつくろうとしたら、エミの押勝になり、諸兄になり、不比等になり、鎌足になり、だんだん昔へさかのぼりすぎて、どうも、私は、何をやっても、過ぎたるは及ばず、という自然の結果になってしまう。