Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
心におなりだ、今から十五年あとにお前を沼田の下新田へ遣ってからと云うものは、暑いにつけ寒いにつけ、旦那様も私もお前の事を忘れた事はありませんよ、痘瘡はしたなれど、知らぬ田舎へ行って我儘を云って叱られやしないか、又田舎の事だから手習や学問も碌々出来まいだろうし、どうして居るかと毎日お前の噂ばかりして居ましたが、そんな姿で来たとて、お父様は中々物堅い御気性だから、お会いになる気遣いはないから、辛抱をして国へ帰り立派に鹽原の家を相続して出て来れば、其の時はお会いになるかも知れないが、只今の身の上で会おうと云うのは無理な話、そんな見苦しい姿でうろ/\して、炭などを担いでお父様お母様と云われた訳ではあるまい、田舎育ちとは云え余り分別がないではないか、又お詫びの出来る時節もあろうから早く往きなさい」
多「はい/\、私い中々女などに溺れて金を遣って国を出た訳ではがんせん、私いだって国を出たくはねいが、居れば命にかゝる事があって、実は…」
と国の事を言いかけましたが、思い直して、いや/\養母やおえいの事を迂濶に御両親のお耳に入れたなら、おかめはお母様には実の妹、又女房おえいは実の姪、此の母子の悪事を聞かれたら物堅い