Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme

Aozora Bunko

角「馬鹿なことを云うもんじゃアねえ、年イいかねえって、母様に小言云われるのが辛えもんだから、焼け死ねば宜いなんぞと、苟めにもそんなことを云っちゃア済みやしねえよ」

娘「いえ、本当の母親ではございません、嘘の母親でございます、それに心得違いな人で、悪い事ばかり致し、私は幼さい内から育てゝくれましたから仕方なく附いて居りますが、ヤレ妾に出ろの、それが否なら女郎に売るのと無理難題を申し、まだそれ計りではありません、阿兄と云う者がございますが、私には義理ある兄でございまして、私のような者を捕え猥らしいことを云いかけますが、仮にも兄弟でそんなことは出来ませんと衝放ねましたら、私を憎み出し、母親と二人して虐めますゆえ、四五年前から駈出してしまおうかと思いましたが、参る所もないので、仕方なく悪党の親子の側に喰附いて居りますが、母親が焼死にますれば、どんな辛い奉公をしても、私は堅気になりたいと思って居ります」

角「そりゃアえれえこんだが、何か外に親類でもあって、預けて往く所はありやしねえか」

娘「私には、親も兄弟もない者を助けて幼さい内から育てた