Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
やまとこじふうぶつし
大和古寺風物誌
亀井 勝一郎
Lesen Sie 大和古寺風物誌 (やまとこじふうぶつし) von 亀井 勝一郎 (かめいかついちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 108.647 Zeichen · 215 Bildschirme
むろん進歩もない。それはいついかなる時代でも、一挙に頂点を示すものなのである。
鳥がこうした仏像をつくるに至った所以は、極めて明らかである。彼がいかに皇室の親任を蒙っていたかは日本書紀からもうかがわれるのであるが、そこに一切の鍵がある。
推古天皇の十四年五月、天皇親しく鳥に賜わった次のような詔がある。
「朕れ内典を興隆さむと欲ふ。方将に寺刹を建てむときに、肇めて舎利を求めき、時に、汝が祖父司馬達等便ち舎利を献りき。又国に僧尼無し、是に於いて汝が父多須那、橘豊日天皇(用明天皇)の為に出家し、仏法を恭み敬ひたり、又汝が姨島女初めて出家して、諸尼の導者として、釈教を修行ふ。今、朕れ、丈六の仏を造りまつらむが為に、好き仏の像を求む。汝が所献仏の本、即ち朕が心に合へり。又仏の像を造ること既に訖りて、堂に入るることを得ず、諸々の工人計ること能はず、将に堂の戸を破たむとせり。然るに汝、戸を破たずして入るることを得つ。此れ皆汝が功なり。」
これによって明らかなように、鳥は帰化人司馬達等の孫にあたるが、祖父より代々朝廷に仕えて仏法のためにつくした家柄である。その臣従を嘉し、鳥の功を賞して、この詔とともに大仁の位を賜わり、また近江国坂田郡の水田二十町を下された。