Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠1

中里 介山

Lesen Sie 大菩薩峠1 (だいぼさつとうげ) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 200.314 Zeichen · 398 Bildschirme

Aozora Bunko

ただ、あの喧嘩の一幕を納めた松本奎堂の意気が面白い。

「どうじゃ、吉野の方へ遊びに行かんか」

「行ってもよい」

これで相談が纏まって、彼は一行の中に加わって、またも大和の国へ逆戻りをして来たものです。

けれども、竜之助の大和の国へ逆戻りをして来た縁故がただこれだけであると思うのもあまりに淡泊であります。

宿に着いて、風呂を上り夕飯も済んで例の浪士どもは、慷慨悲憤の口調で、国事の日に非なるを論じ合っていたが、竜之助はそれに拘らず外へ出ました。

彼は深い編笠の紐を結びながら、桜井の宿を出て初瀬河原の方へ行く。天はうすら曇って月は朧のようだ――かの仮橋を渡って微行く机竜之助はどこへ行くつもりであるか。

竜之助は三輪へ行くつもりで初瀬川の橋を渡って、ちょうどかの地蔵堂の竹藪のところまで来かかりました。天にはやはり月がある、地には露がある、蛍は露をたずねて飛ぶ、人は情に引かれて忍ぶ。

竜之助は、今、河原の地蔵堂のところまで来た。そうして、月影のさすところの行手に二つの人影を認めた。

男と女、どちらも若い。

そして、どちらも泣いているようだ。日の光のさすところでは会えない連中が、月影に忍んで泣き明かすのである、無下に驚かすにも当るまい。