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Japanische Klassiker mit Furigana

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やまのじんせい

山の人生

柳田 国男

Lesen Sie 山の人生 (やまのじんせい) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 116.022 Zeichen · 226 Bildschirme

Aozora Bunko

畏怖も嫌忌も恐らくは我々以上であって、従って必要のない時にはたいてい繁み隠れなどから注意深く平地人の行動を、窺っていたのであろうと想像する。

菅江真澄の『遊覧記』三十二巻の下、北秋田郡の黒滝の山中で路に迷った条に、「やゝ山頂とおぼしき処に、横たはる路のかたばかり見えたるに、こは路ありあな嬉しと言へば、案内の者笑ひて、いづこの嶺にも山鬼の路とて、嶺の通路はありけるもの也。此道を行かば又何処とも無く踏迷ひなんとて、尚峯に登る云々」とあった。故伊能嘉矩氏の言には、陸中遠野地方でも山の頂の草原の間に、路らしいものの痕迹あるところは、山男の往来に当っていると称して、露宿の人がこれを避けるのが普通だったとの話である。阪本天山翁、宝暦六年の『木曾駒ヶ岳後一覧記』に、前岳の五六分目、はい松の中に一夜を明す。ここに止宿のことは村役人・人足までも不承知にて、かれこれと申すにつきその趣旨を尋ねて見ると、すべてかようの山尾根先は天狗の通路であって、樵夫の輩一切夜分は居らぬことにしていると述べた。しからば村方の者どもは、山の平に廻って止宿せよと申聞け、自分だけ其場に止宿したと記している。