Japanische Klassiker mit Furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme
絵は細く巻いて、仏像は分解して手、足、首、胴とべつべつにむしろ包みにして、大工道具といっしょに持ちこめば、うたがわれる気づかいはありません。みな、ぬすみだされることばかり警戒しているのですから、持ちこむものに注意なんかしませんからね。そして、贋造品はぜんぶ、古材木の山におおいかくされて、ゆうべの夜ふけを待っていたのです。」
「だが、それをだれが陳列室へおきかえたのです。人夫たちは、みな夕方帰ってしまうじゃありませんか。たとえそのうち何人かが、こっそり構内にのこっていたとしても、どうして陳列室へはいることができます。夜はすっかり出入り口がとざされてしまうのです。館内には、館長さんや三人の宿直員が、一睡もしないで見はっていました。その人たちに知れぬように、あのたくさんの品物をおきかえるなんて、まったく不可能じゃありませんか。」
館員のひとりが、じつにもっともな質問をしました。
「それにはまた、じつに大胆不敵な手段が、用意してあったのです。ゆうべの三人の宿直員というのは、けさ、それぞれ自宅へ帰ったのでしょう。ひとつその三人の自宅へ電話をかけて、主人が帰ったかどうか、たしかめてみてください。