Japanische Klassiker mit Furigana
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せいだんつきのかがみ
政談月の鏡
三遊亭 円朝
Lesen Sie 政談月の鏡 (せいだんつきのかがみ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.603 Zeichen · 108 Bildschirme
と云うので、御検視到来に相成りお医者も立会って調べると、是は全く酒の毒だが、尋常の死にようではない、余程効能の強い毒酒ではないかと、依田豊前守様の白洲へ持出したが御奉行が其の酒を段々お調べに成り、医者を立会して見ると、一ト通りならん処の毒薬で、何でも是は大名旗下の中に謀叛之れ有る者、お家を覆さんとする者が、毒酒を試しに来たに相違ないと云うので、女房に其の武家の顔を知って居るかと尋ねると、これ/\斯う云う姿の武家体と申し上げたので、人相書を作り八方十方へお手配りに成り箱根の前まで手が廻る事に成ったが、知れません。お梅は貞節な婦人ゆえ泣いてばかり居ります。里方で引取ろうと云うと、
梅「私はお願いだから、あの武士が毒を試しに来て、始めから何うも様子が訝しいと思ったが、顔を知って居るのは私ばかり、此の長谷川町を再び通る気遣いは有るまいから、人の盛る処へ行ってあの侍を見付けて、亭主の敵を強いお上に取って貰わなければならないから、何うぞ私を吉原へ女郎に売って下さい、格子先へ立つ人の中にあの武家に似た人が有ったら騙して捕まえて亭主の敵を討つ」