Japanische Klassiker mit Furigana
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せいだんつきのかがみ
政談月の鏡
三遊亭 円朝
Lesen Sie 政談月の鏡 (せいだんつきのかがみ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.603 Zeichen · 108 Bildschirme
孫「どうも大きに御苦労だった、今度は変死の事だから寺詣りも何も派手には行かず、碌々他に何も致さんが、何れ仏の為には功徳をする積りだ……あのなに何とか云った、あの娘の名よ」
妻「まだ申しませんよ」
孫「困るのう、何とか云って呉れゝば宜いに、何うしても云わんかえ、是へ呼んでおくれ、婆さんお前に昨夜云った事を得心するだろうか、まア姉さん此処へお出で、泣かなくっても宜い、実に私が泣きたい位だ、少し察しておくれ」
筆「はい嘸段々お淋しゅうございましょう」
孫「いやもう只た一人の娘を失してまるきり暗夜になったようで、お前さんを見ると思い出します、然しまア私の娘の方は事が分って、斯うやって二七日も済ましたが、遂々娘の事ばかり思って居て、お前様の事を聞くのも段々延びたが、何うかお前さんの身の上を打明けて呉れないと困る、ねえ二十日も三十日も人の娘を只預かってお前様の親御に申訳ない、只駈出した訳でない、何れ仔細あって出た事であろうから親御の心配と云う者は一方ならん事で、お前が明らさまに云って呉れないと何うも困るねえ」
筆「はい」
孫「何卒云って下さい、ねえ私も斯うやって愁傷の中だから心配を掛けて下さるな」