Japanische Klassiker mit Furigana
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme
そばからそばから、ぶッ仆れる。仆れると、あがきがつかず、敏速に起ち上がれないのは連環馬の致命的な弱点だった。
そこへまた、熊手や火煙玉を持った泊軍があらわれて、十重二十重にとりまき、いちめんな阿鼻叫喚を巻きおこした。――あがきのわるい連環馬のほとんどは、火の早い芦原のそこかしこで、蒸し焼きに焼き殺されたかのようである。
「残念っ」
からくも、遁れえていた呼延灼は、ただ一騎で、狂気したような名馬烏騅の背にしがみついたまま何処へともなく馳けていた。
振返れば、天地すべて瞑々だ。つづいて来る一兵だにない。
三軍、ここに壊滅、ことごとく、四散し去ったものとしか思われなかった。
名馬の盗難が機縁となって三山の怪雄どもを一つにする事
梁山泊は、またも一大勢力をここに加えた。
鎗の徐寧、火砲の凌振、それに彭将軍などの雄を、新たな仲間に迎えただけでなく、韓滔もまた官軍総敗北のさい、あの闇夜から捕われて来て、先の三名に説かれ、山泊の一頭領となってとどまることを、ついに天星廟の前で宣誓したのであった。
加うるにまた。
官軍総くずれのあとの戦利品も莫大だった。
連環馬三千騎のうち千頭は山泊の捕獲するところとなり、官軍が捨て去った糧秣、よろい、かぶと、武器の一切、ことごとく泊中へ運びこまれ、三日間ぶっ通しの山泊祭りの大祝宴にわきかえっ