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Japanische Klassiker mit Furigana

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しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme

Aozora Bunko

「ははあ……」と、うなずきを見せて、こういった。

「青州は有名な嶮城だし、奉行慕蓉の権勢もまた人の知るところだが、要は、その中へ呼延灼という者が入り込んで、いやが上にも気勢を揚げているものと観られる。……宋先生、これはまず呼延灼をいけどってしまうのが、いちばんの早道でしょう」

「呉軍師。そんなうまい方策がありますかな」

「ないこともありません。――陣中につれてきた秦明と花栄とは、共に以前、この青州で兵馬総管をしていた者だったはずですから」

「なるほど」

宋江もいわれて思い出した。そこで第四隊にいたその二将を、第一隊に入れ代え、燕順、矮虎、楊雄、朱同、柴進、李俊などを二陣三陣として、城下へせまった。

もとより秦明や花栄は、ここの地勢や、城内の抜け道にまで精通している。しかし短兵急には寄らず、連日、銅鑼や喊声をあげ、鼓譟して、逃げたりまた寄せたり、巧みに、城兵を疲らせていた。

――ついにその策に乗って、奉行慕蓉は、客将の呼延灼へこう命じた。

「将軍。――あれ、あのように、いつも賊の陣の前に立って指揮している花栄と秦明の二人は、もとこの地で兵馬総管までつとめていた軍人でありながら、官に叛いて賊の仲間へ奔った憎ッくき奴らです。