Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme

Aozora Bunko

ところが、一棒はカンと異様な響きを発して宙天に飛び、一棒は腕ぐるみ捻じ曲げられて、とたんに端公二人は大地へ叩きつけられていた。

ここに現われた者は、林冲の難を聞いて、都門開封から後を追ってきた花和尚の魯智深だった。

「さあ、わが輩が追っついたからには、もう、てめえたち邏卒は、召使いも同然だぞ」

智深はそこらの立ち木へ向って、禅杖を振るい、一撃二撃してみせた。およそ、どんな生木も巨象にヘシ折られたように肌を裂いて砕けた。端公二人は、慄えあがって声も出ない。

「師範。情けないお姿になられたなあ」

花和尚は涙もろい。こう労わりつつ、林冲を木の根から解いて、さて。

「……どうする豹子頭(林冲)。おぬしはここで逃げたいか。それとも滄州の流刑地まで曳かれてゆく気か」

「おお花和尚……」と、林冲は再会のよろこびに咽びながら「拙者も男だ。おのれ一人助かってはいられない。逃げれば、東京に在るいとしい妻や舅などに、この大難の身代りをさせるような結果になろう。やはり拙者は刑地にいって、苦役に服すよ」

「そうか。……ぜひもないなあ。ならばせめて、滄州の近くまで、わが輩が送っていこう。