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Japanische Klassiker mit Furigana

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しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme

Aozora Bunko

自分たちの手で、息の根を止めるのは不気味だとみえ、お頭の※(「登+おおざと」、第3水準1-92-80)龍さまに、ご処分を願いますッて、口を揃えての嘆願なんで」

「そうか。いまの騒ぎはそれだったのか。よしっ、料理してやろう。これへ連れてこい。……が、待て待て、縄付きにしても厳重に取り囲んでこいよ」

やがてのこと。

石弩、針縄、逆茂木などで守られた柵門を三つも通って、一群の百姓と縄付きの大坊主が、大勢の賊に前後をかこまれて登って来た。――そして来るやいな、魯智深は、いきなり背を小突かれて、階の下に膝をついた。百姓たちも揃って、龍の姿を仰いでぬかずいた。

「お頭でございますか。この大坊主のためにゃ、わしら村の者は、どんなに泣かされたか知れません。どうかご存分に、八ツ裂きにでもしてやっておくんなさいまし」

「むむ。よくやった。きさまが居酒屋の曹正か」

「うんにゃ、ちげえますだ」と、その百姓は、クスンと鼻皺を寄せて、隣に控えていた、もひとりの百姓の顔を見た。これなん、百姓姿に化けた青面獣の楊志であったとは夢にも知らず、※(「登+おおざと」、第3水準1-92-80)龍はジロとその巨眼を、曹正のほうへ移して。