Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme

Aozora Bunko

自分で自分がもどかしい。彼女は泣きたくなった。体の中で狂う性の翼に気が狂いそうだった。

「二郎さん! 飲ませずにはおかないわよ。お嫌いなの、私のお酌が……。あっ、こぼれる」

「嫂さんどうかしてますね、今日は」

「わかること、それが。……私の眼を見てよ、眼を」

「あっ、無茶だ、嫂さんがそんなに飲んじゃいけねえよ」

「じゃあ、助けてちょうだい。……うれしい、飲んでくれたわね。もひとつよ。嫌アん……それを空けてからよ」

そして彼女は椅子ごと寄って、素早く武松の膝へ姿態だれかかった。と、もう白い手は武松の厚い肩を半ぶん捲いて、髪の香もねッとりと、男の胸を掻きみだすばかり甘えかかる。まるで魔女の身ごなしだ。朱い唇が罌粟の花さながらに仰向いて何か喘ぐ。……どうかしてよ! どうかしてよ! 彼女自身すら持て余しているものを身もだえに揺すぶるのだった。

「あ。……ど、どうしたのさ嫂さん。くるしいのかい」

「くるしいわよ、わかんないこと? ……抱いて、抱いてってば」

「こうですかい」

「もっと、ぎゅっと。いっそ絞め殺してよ」

「じゃあ、こうして貰いたいんだね」

武松は抱いたまま突ッ立ちあがった。