Japanische Klassiker mit Furigana
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme
……いざこれよりご案内申す。お支度あれ」
やおら呉用は、こういうやいな、埠頭へ出て、十二隻の大きな白棹船をさしまねいた。
五百余人が、それへ乗りわかれるまでの雑閙といったらない。女づれ、馬、車、牛、行李、まるで難民の集団移住だ。――しかしひとたび岸を離れるや、先駆の一船が、金沙灘の白波を切って、整々とさきを進み、ほどなく上がった岸から松林の道にかけては、楽隊、爆竹、そして聚議庁(本丸)までの峰道も、すべて五彩の旗波だった。
「やあ、ようこそ」
岳城の大広間には、人々が出迎えていた。
すなわち、左側の椅子には。
晁蓋、呉用、公孫勝、林冲、劉唐、阮小二、阮小五、阮小七、杜選、宋万、朱貴、白勝。
なかでもこの白日鼠の白勝は、つい数日前に、済州の牢屋からぬけ出して、ここにつらなっていたのである。それも呉用学人のはかりごとであったとか。
次に、右側を見れば。
花栄、秦明、黄信、燕順、矮虎、白面郎、呂方、郭盛、石勇、と今日の新顔がすえおかれた。そして、両列の間には、大香炉に薫々と惜しみなく香が焚かれ、正面に神明を祭り、男と男との義の誓いがここに交わされる。
式終って。