Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme

Aozora Bunko

「行こう! 深い話は途々として」

「じゃあすぐここから」

「長居していると、麓に待たせておいた轎舁きが、ひょっと登って来るかもしれない。オオ女の櫛、簪も路銀の足し、そいつも拾って」

と、血刀を拭って、鞘におさめ、石秀もまた旅包みを背に結び直して、峰づたい、道をほかへ探ろうと歩き出したときである。

「見たぜ、見たぜ! こう薊州牢役人の楊のおかしら。――ここに人ありだ、すっかりこの耳で聞いちまいましたぜ! 梁山泊落ちのご相談もネ。へへへへ」

何者だろう、どこかで不敵な笑い方をした者がある。いやに横着な言い廻しでもあった。

祝氏の三傑「時報ノ鶏」を蚤に食われて大いに怒ること

折も折である。誰か? と楊雄と石秀はぎょっとして、後ろの木蔭を振りむいた――。が、その目の前へ、颯ッと、泳ぐがごとく出て来た男の魔性めいたお辞儀振りを見ると、

「なアんだこの野郎、ひとを脅しゃあがって」

と、楊雄は怒るにも怒れぬように、かえってゲタゲタ笑いだした。

「だれかと思ったら、てめえは小泥棒の鼓上蚤じゃねえのか」

「へい、蚤の時遷です。ひょんな所でお目にかかりましたね。牢屋のお頭」

「てめえ。