Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme
「ふざけやがって――」と、話の途中で、怒り出したのは李逵である。「副統も副統だ、なんで唯々諾々とお引っ返しなすったのか。李応とかいう奴、二タ股者にちげえねえ。まずその李家荘からさきに蹴ちらそうじゃございませんか」
「いや、李応は立派な人間だ。彼を敵にしてはならん。それよりは、囚われの味方二人の生命が心もとない。諸君、もういちどこの宋江の令をきいて、祝朝奉の本家へ向ってはくれまいか」
言下に、鎧響きを立てて、帷幕のかしらだった者、ざっと、一せいに起立をみせた。
「おことばまでもありません。して先陣は誰としますか」
「もちろん、この俺だ」と李逵が買って出るのを、宋江は、一眄の下に叱った。
「ひかえろ。李逵の先鋒はまま事を破る。君はこんどは後陣に廻れ」
李逵はむくれる。――しかし宋江は、馬麟、欧鵬、飛、王矮虎の四名を指名し、
「わし自身が、先陣に立つ」
と、言った。
第二隊には、戴宗をかしらに、秦明、楊雄、石秀、李俊、張横、張順、白勝。
第三隊は林冲、花栄、その組の中に李逵も入っている。つまりは、総攻撃である。赤地に「帥」の大字を白抜きした大旗をさきに、陣鼓鼕々、祝朝奉家の山城へせまった。