Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme
「内臓に入って、内臓を切り破る策です」
「おもしろい」
呉用は見抜いた。これは使える、と。
しかし孫立たち八人へは、一日おくれて後から来るがよいと命じておき、呉用とその軍勢は、即刻、現地へ向けて先発した。そして祝家村の陣営――宋江の幕舎へつくやすぐ、まず事情とこの一計とを呉用が参陣の手土産として、彼に語りつたえたものなのだった。
× ×
次の日、孫立たちの男女一行も、ここの陣所に着いた。すぐ、ひきあわせの小宴。そして、各身素姓を名のり合う。
宋江は眉をひらいた。
ここ不利な戦いをつづけ、面目を失ったのみか、四人の味方の将を、敵の手に捕虜としてゆだねている。
かつは多くの部下も死なせ、日夜、やるかたない悶々を抱いていたところである。が、いまはまったく心身も冴え返った。呉用が来た。また思わざる味方が加わった。彼らのもたらしてきた奇計なども、まさに天来の救いともいうべきか。宋江は天の星を拝した。
「戴院長」
と、あくる日、呉用は陣中の戴宗をよんで、急使を托した。
「ご足労だが、一ト飛び梁山泊まで行ってもらいたい。――至急、泊中の四名の者をこれへ急派して欲しいのだ」