Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しんたからじま

新宝島

江戸川 乱歩

Lesen Sie 新宝島 (しんたからじま) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 99.590 Zeichen · 197 Bildschirme

Aozora Bunko

二人もそこへかけつけて、それを見ました。たしかに大人の靴のあとです。少年たちの靴の二倍もあるような、大きな足あとです。

「野蛮人はこんな靴はかないね」

「ウン、野蛮人じゃないよ。文明国の人だよ。すると、おとし穴は、この靴をはいている人がつくったのかも知れないね。それから、矢の印も……」

するとその時、保君が又一つ発見をして、とんきょうな声を立てました。

「あれ、あの木にも矢の印が……」

さっきの大木から十メートルほどはなれた、大きな木の幹に、同じ矢の印がほりつけてあったのです。

いよいよただ事ではありません。一つ発見するごとに、誰かしら奇妙な人間が、この島に住んでいることが、いよいよはっきりして来るのです。

三人はそこで又顔見合わせて、しばらくだまりこんでいました。これらの発見を、どう判断していいか、ちょっと見当がつかなかったからです。

その人間は少年たちにとって、恐しい敵なのでしょうか、それとも、たよりになる味方なのでしょうか。

「この人が、もし文明人だとしたら、なにもこわがることはないわけだね」

「ウン、そうだよ。探し出して、僕たちの仲間になってもらえばいいんだよ。