Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しょくぶついちにちいちだい

植物一日一題

牧野 富太郎

Lesen Sie 植物一日一題 (しょくぶついちにちいちだい) von 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 160.011 Zeichen · 312 Bildschirme

Aozora Bunko

ギョリュウ

また袖フリという極く小さい西瓜もあった。

中国人は常に種子を食する習慣がある。すなわち歯でその皮を割りその中身の胚を味わうのである。食べ慣れないとなかなか手際よくゆかない。それにはその種子が大きくないと叶わんので、中国では特に種子食用の西瓜がつくられていると聞いたことがあった。

ギョリュウ

日本へ昔寛保年中に中国から渡って植えてある柳、すなわちギョリュウ(御柳の意)は、タッタ一種のみで他の種類は絶対にない。しかしそれを二、三種もあるかのように思うのは不詮索の結果であり、幻想であり、また錯覚である。

このギョリュウの学名は疑いもなく Tamarix chinensis Lour. であるが、学者によっては日本にあるギョリュウは Tamarix juniperina Bunge であるといわれる。そうなると右はいずれが本当か。今これを裁判して判決するのはまことに興味ある問題であるばかりではなく、この判決は疑いもなく世界の学者にその依るところを知らしめる宣言であり、また警鐘である。

さて日本にあるギョリュウは一樹でありながら、その一面は Tamarix chinensis Lour. であり、またその一面は Tamarix juniperina Bunge である。