Japanische Klassiker mit Furigana
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しょくぶついちにちいちだい
植物一日一題
牧野 富太郎
Lesen Sie 植物一日一題 (しょくぶついちにちいちだい) von 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 160.011 Zeichen · 312 Bildschirme
種子から生えた孟宗竹
種子からはえたモウソウチク(Phyllostachys edulis Carr.)の竹藪すなわち竹林があったら極めて珍らしいが、現にそれがあるのだからやっぱりそれは珍らしい。見たかったら見せてもらいに行けば喜んで見せてくれるだろう。すなわちそれは武蔵の国都筑郡新治村字中山(今は横浜市港北区新治町中山となっている)の斎藤易君の邸内にある。
この記念すべき実生モウソウチク林は大正元年(1912)に実すなわち穀粒を播いてはやしたものだが、次第に生長繁茂して今日にいたったので、今はまことに立派なモウソウ藪となっている。そしてこの藪は約一畝歩の面積を占め、なお勢いよく四方に拡がろうとして強勢なる鞭根すなわち地下茎を張り、竹稈の太いものは根元から一尺くらいのところでその直径約四寸余もあるようになった。この竹藪の実生以来生きて小藪をなし藪の一隅に存していたものは今は伐り除かれてなく、今日はその株から出発して後を継ぎ年々生じた稈で竹林をなし、年々三、四十本ほどの筍すなわち笋が勢いよく生じているとのことだ。
このように実生から出足して明かにその年数のわかっている竹林は恐らく日本国中この中山の斎藤君宅地よりほかにはない珍らしいものであるから、私の切に希望するところはその持主の斎藤君がこれまで通り今後も永くこれを愛護せられ